INTERVIEW インタビュー

海外セールス:大山可乃

【「菜なれ花なれ」本編について】

本作の第一印象を教えてください。

とにかくキャラクターデザインが可愛く、見ているだけで明るい気持ちになりそうな色彩が印象でした。

 

本作で好きなキャラクターとその理由を教えてください。

なれなれのキャラクターはみんな個性的で色んな才能を持っていて好きなのですが、特に大好きなのは杏那ちゃんです。
天真爛漫だけど過去に色々な辛い経験もしたからこそ芯があって優しく、とにかく仲間・ファミリー思いなところが好きです。

 

【海外セールスの仕事内容について】

「海外セールス」はどんなお仕事ですか?

海外各社プラットフォームへの営業から実際の作品データの納品、配信レポートの取りまとめまでを行っています。また、作品の海外向けの情報発信も担当しています。

 

海外セールスのお仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

言語や文化の異なる人たちに伝わるような言葉選びと、各プラットフォームさんとの関係構築です。

 

お仕事をしていて面白いと思う瞬間はどこですか?

国や地域によって作品への反応が異なるところです。

 

本作ならではの特徴や施策はありましたか?

本作の特徴でいうと、ブラジルで杏那ちゃんがとっても話題になっています!ネットニュースになったり、早速ミームを作ったり、ファンアートを公開したり、コスプレをしている現地の方々のSNSを見ると、とても嬉しくなります。

 

海外セールスの業務をする中で委員会やプロデューサーなどとのお話の中で何か印象的だったエピソードはありますか?

HPのインタビュー特集「なれなれのつくりかた」について菅野プロデューサーが語っていたことが印象に残っています。
「なれなれのつくりかた」では監督・プロデューサー・声優さんはもちろん、映像・キャラクター・音に至るまで、なれなれに関わった方のインタビューが掲載されています。
普段フィーチャーされないアニメのお仕事の人たちも含めたディープな業務のことを知ってもらうだけでなく、作品に関わる人たちを応援する意味も込めてHPでのインタビューシリーズ「なれなれのつくりかた」を実施していると、AnimeNewsNetworkのインタビュー時にお話をしていました。
そんな製作陣の誰かを応援したいあたたかい気持ちで作られた作品だからこそ、見る人の心まであたたかくなる素敵な作品に仕上がっているんだなと改めて感じ、自分もそんなあたたかさを海外の視聴者の皆さんにも伝えられる一助となりたいと思ったエピソードです。

 

普段生活している中で、「職業病だなぁ」と思うところはありますか?

担当した作品以外でも、作品の英語タイトルを調べてしまうこと(こんな訳し方をするんだ!と勉強になります)。
また、コンビニやスーパーなどでアニメコラボ商品に過敏に反応してしまうこと、アニメ作品のオープニング・エンディングクレジットは再生を逐一止めて読み込んでしまうことです。

 

おすすめのお仕事道具や、仕事をするときの必需品を教えてください。

仕事の必需品はVPN(仮装専用通信網)です。
日本からアクセスできないサイトも少なくないため、海外でのアニメや漫画に関する、ローカルでフレッシュな情報・評判などを集めるのには必須な仕事道具です。

 

今後お仕事の中で挑戦してみたいことはありますか?

海外窓口として、単に作品をプラットフォームに営業するだけでなく、どう作品を世界に広げられるのかを考えながらより大規模な海外広報にも挑戦してみたいです。