INTERVIEW インタビュー

商品化:齊藤茜

【「菜なれ花なれ」本編について】

本作の第一印象を教えてください。

キャラクターデザインが可愛い!どんな作品なんだろう?と思いました。
私もインナーカラーを長年入れているので、仲間だなと感じました笑

 

本作で好きなキャラクターとその理由を教えてください。

全員可愛くて悩みますが、強いて言うなら涼葉です。
表情と中身とのギャップで可愛らしくお気に入りです。

 

【商品化の仕事内容について】

「商品化」はどんなお仕事ですか?

今回私はPOP UP STOREの企画・商品をまるっと担当させていただきました。
最初は販売場所&アイテム選定からどのくらい売れるかの試算を作成、問題ないぞ!となったら企画書を作り商品化の申請をします。
その後はどのアイテムにどのイラストを使用するかを考え、こんなデザインで作りたいというイメージを実際の商品にしていきます。

 

商品化のお仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

作品に合ったデザインで、イラストを可愛く活かせるようにディレクションすることを心がけています。

 

お仕事をしていて面白いと思う瞬間はどこですか?

こんなものが欲しい!と思い描いたものが実際に形になるところです。
私自身デザインをしていたこともあり、かなり細かくこんなデザインにして欲しい!とデザイナーに依頼しています。
こだわりが形になる瞬間が毎回嬉しい瞬間です。

特にPOP UP STOREで販売している、イメージボードイラストを使用したトレーディングアクリルキーホルダーはこだわって作成しました。
白版(アクリルにプリントする際に透けないようにする白プリント)の濃度を変えて背景とキャラクターに差をつけ、それぞれ絵に合うようデザインしましたので是非注目して下さい。

 

 

本作に限らず、商品化企画をするにあたって心がけていることや狙い等はありますか?

限られた仕様の中で、こだわりを持って作ることです。
よっぽど自由度の高い企画でない限り様々な制約があります。
こだわりすぎても高額な商品になってしまい、お客様のためになりません。
私が作りたいものと、実際に喜んでいただける商品・価格帯のバランスを見極めることを心がけています。

 

商品化企画で本作ならではの特徴はありましたか?

商品化使用可能なイラストの数が普通のアニメの何倍も多く驚きました。
製作陣のこだわりを感じ、その分様々なイラストを使用してグッズを作ることができました。

 

本作の商品化企画を進める中で何か印象的だったエピソードはありますか?

社内確認が一番厳しいことです。
普通、商品化は権利元に申請をするため確認が社内ということはないのですが、こだわりを持ったプロデューサー陣にどこよりも厳しい目でチェックされるのでドキドキします。

 

普段生活している中で、「職業病だなぁ」と思うところはありますか?

アニメに限らず、どんなグッズが出ているか、デザインや印刷の状態・形状など細かく見てしまいます。
特に、通常だと捨ててしまうような箱や台紙も参考になるので無意識に確認していて我に返って驚きます。

 

おすすめのお仕事道具や、仕事をするときの必需品を教えてください。

某良品店のチェックリストです。
様々なスケジュール管理方法を試しましたが、結局手書きが分かりやすく落ち着きます。
終了したらレ点を入れるのが密かに快感です。

 

今後お仕事の中で挑戦してみたいことはありますか?

挑戦することが好きで様々なことを経験してきたので、今後はじっくり極めていきたいなと思っています!