チーフプロデューサー:高篠秀一
①本作に対する意気込みを教えてください。
オリジナルアニメって、世の中に出すまでどうなるか不安でしかありません。この世のどこにもファンがいないところから始まります。意気込みどころかビクビクしています。だがしかし!監督をはじめ、スタッフの皆さんが取り組んでいる現場の熱や思いがストレートに伝わる作品だと信じています!
あの手この手でお客様にお届けする仕掛けを考えるのがプロデュース側の仕事と思っておりますので、たくさんの人の心に響くように知恵を絞っていきたいと思います。
②あなたにとって「応援」とは何ですか?
人と人とのコミュニケーションの中に生まれる、不思議な力・・・「気持ちのエネルギー」の応酬みたいなものではないでしょうか?
気持ちを受け取ったり、託したり。プレッシャーになるものあれば、力に変わるものもある・・・。そんなエネルギーの塊のようなものをやりとりするのが「応援」じゃないかなと思います。
【「菜なれ花なれ」本編について】
本作で好きなキャラクターとその理由を教えてください。
ポンポンズの皆は甲乙つけがたい・・・!
そこで私からは、ホークス先輩メンバーから柊さんを推します。やさしい正統派美人。彼女に限らずホークス先輩達は。スピンオフ主役でもいけるキャラクター達なので注目して欲しいです。
あと、「番家らら」を推させてもらいます!
学ラン女子ってチアガールと違った可愛さがあります。
映画「フレフレ少女」のガッキーみたいな。名前もダジャレみたいなところが、というかダジャレで決まったはずでした。
「ここを見てほしい!」と感じるポイントはどこですか?
エンディングで描かれているような、日常の一コマのような・・・派手ではない会話シーンとか、皆が一緒に歩いているシーンとか、一見すると目立たたないシーンの積み重ねでできているドラマがあります。彼女たち一人一人の「日常」に注目して欲しいなと思います。
【「プロデューサー」の仕事内容について】
あなたにとって「プロデューサー」はどんなお仕事ですか?
人にお願いする仕事。お金、仕事、役務・・・なんでも。自分にできないことをお願いして、なんとかするのが仕事だと思います。
お金がないから会社にお願いして、絵を描けないから制作会社ににお願いして、演技ができないから役者さんにお願いして・・・。
そんな「お願い」を沢山して、プロジェクトを形成するのが仕事なのかなと思っています。
プロデューサーのお仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
「思い」と「現実」のバランスを熱くかつ冷静に判断する。
頑張って何とかできることは頑張る。
どうしようもないことはあきらめる。
お仕事をしていて面白いと思う瞬間はどこですか?
お客さんの反応が好意的である時は非常に嬉しく思いますが、それが「狙い通り」になったときと「狙いを超えた反応が生まれたとき」に面白さがあるかなと思います。
本作の企画立ち上げのきっかけを教えてください。
企画立案者がド熱い企画書を持ってきて「一緒にやってください」って言ってきたので、面白そうなので乗ってみるかと思ったのが始まりです。
「応援」をテーマにした理由を教えてください。
「人を元気にする」という思いが普遍的なエンタメの本質だなと思ったので。
舞台に群馬県を選んだ理由は何ですか?
企画立案者が群馬出身だったこと+ぐんまアリーナでチア競技の大会がよく開催されていたことだったと思います。
制作スタジオに「ここはこだわりたい!」と伝えた部分はありますか?
キャラデザインの初稿が出たときにちょっと色気が足りないなと感じ、下品にならないように色気を足していただきました。
細身のキャラを少しむちっとさせたりしたところがあります。
過度にセクシャルな誇張するでもない、各キャラクターの「健全な色気」を感じてほしいなと思います。
キャストやスタッフとの会話の中で印象的だったエピソードがあれば教えてください。
P.A.WORKS様の企業理念『未来を照らす灯りをつくる』という思いを、堀川社長がきちんとこの作品の中にこめていこうという、「創作活動を通して人の未来を応援する」という思いのメールを頂いたときに、めちゃくちゃ感動した記憶があります。
今後お仕事の中で挑戦してみたいことはありますか?
応援上映できる劇場作品とか、ライド映像など、実際にお客さんが集まれる空間で楽しめる、ちょっと変わった映像作品にトライしたいです。
本作をどんな人に見てほしいですか?
最近疲れたなー、元気がないなーと感じている方。観ると元気になれる作品です!