INTERVIEW インタビュー

愛江田 毬役:市ノ瀬加那

 

【『菜なれ花なれ』本編について】

本作で好きなキャラクターとその理由を教えてください。

やっぱり毬ちゃんです。
演じさせて頂いたからより思い入れが強いですね。
真面目でまっすぐがゆえに脆さもあって、でもそこが彼女の好きな所です。
そんな弱い部分もあるからこそ人間味があって感情移入してしまいます。

 

ご自身が「ここを見てほしい!」と感じるポイントはどこですか?それはなぜですか?

群像劇な所です。
女の子たちの可愛らしい青春物語!と思いきやリアルな心情のやりとりも描かれていて心がキュッとなりました。
でも必ず前を向いていける作品です。

 

【ご自身の演じられたキャラクターと役作りについて】

ご自身が演じたキャラクターの第一印象と、現在の印象を教えてください。

毬ちゃんははじめに出てきた時からなにかありそうな子だなと思いました。何かを背負っているようなそんな雰囲気だったので監督からお話を聞いて腑に落ちました。
過ぎてしまった事は変わらないけど、それと向き合っていく彼女の成長を感じました。
毬ちゃんをどうか見守っててください、、!

 

役作りをされる際に意識されたことを教えてください。

最初に監督にクールで知的で表に出たがらないタイプで影がありそうな雰囲気とディレクションを頂いたのでその要素を意識しながらお芝居をさせて頂きました。

 

【アフレコ時のエピソードについて】

アフレコで事前準備されることはありますか?その場合はどのようなことをされますか?

体が固まりやすいので朝にヨガやストレッチをできるだけしています。
朝にヨガをやる事で気持ち的にもリラックスが出来て良い1日をスタートできそうなので少しの時間でもやるようにしてます。

 

アフレコで監督や音響監督と関わる際はどのようなコミュニケーションを意識されましたか?

途中からの出演なので毬ちゃんがどんな人物か監督から説明がありました。
監督によると裏ヒロイン的な立ち位置のキャラクターとおっしゃっていたので、途中から出てくるキャラクターだけどこれから重要な立ち位置になる子なんだなと思いました。

キャスト同士、またはスタッフと交流する中で印象的だったエピソードはありますか?

音響監督の伊藤さんがとても丁寧に一つ一つのシーンを録ってくださったので感謝しています。
もっとお芝居で答えられるように頑張りたいです。

 

【声優の仕事内容について】

あなたにとって「声優」はどのようなお仕事だと考えていますか?

自分の生きてきた全てを表現にする事ができるお仕事です。
声優はキャラクターを通して何にでもなれますし、お芝居以外にも歌を歌ったりラジオをやったりも表現の一つですよね。
本当に色んな事をするお仕事なので声優ほどマルチに活躍する職業はないと思います。

 

声優のお仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

楽しむ事です。
緊張しやすいのですが緊張してもあまり良い結果にはならないので、無理矢理にでもポジティブな気持ちに変換するようにしてます。
今この瞬間は今しか歩む事ができないのでできるだけ楽しんで生きていきたいです。

 

お仕事をしていて面白いと思う瞬間はどこですか?

正解がない事です。
お芝居は何が正解で不正解なのかがないのが楽しいところだと思います。
一人一人表現の仕方は違うし、もちろん声も違います。
似ている声や表現の仕方はあるかもしれないですが、それでも本人にしか出せない物もあって、自分にしか出来ないようなお芝居を見つけて行きたいです。
日々勉強だなと常々思います。

 

今後お仕事の中で挑戦してみたいことはありますか?

悪役や洋画の吹き替えをやりたいです!
どうしようもないくらい性格の悪いキャラクターをいつかやってみたいですね。
主人公サイドももちろん楽しいのですが、悪役ってアニメだから成立するポジションだし、とことん人間のドロドロした部分を演じてみたいです。