INTERVIEW インタビュー

音響効果助手:岩切慶太

【「菜なれ花なれ」本編について】

本作で好きなキャラクターとその理由を教えてください。

小父内涼葉
自分の世界を持っていてかっこいい。
クールに見えて実は色々と熱いところが見えてきて好きになりました。
あんなに自由に動けて羨ましいです。

 

ご自身が「ここを見てほしい!」と感じるポイントはどこですか?それはなぜですか?

チアのシーンはもちろん、個性豊かなキャラ達の掛け合いも魅力的なので、そこも楽しんでいただきたいです。

 

 

【「音響効果」の仕事内容について】

「音響効果」はどんなお仕事ですか?

セリフと音楽以外の音(キャラクターの足音、コップなどの小物類、魔法やコミカルな音、環境音など)を付けていく仕事です。

 

音響効果を目指したきっかけは何ですか?

音楽をやっていた影響で、音に関わる仕事に興味があったのと、映画やドラマなどの映像作品も好きだったので、その2つに携われるこの職に就きました。

 

お仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

その場の空気や登場人物の心情を音でしっかり伝えられるように、視聴者がこの音を聞いたらどう感じるかを常に考えて音付けしています。

 

お仕事をしていて面白いと思う瞬間はどこですか?

画の表現に自分の音がしっかりとハマった時は、面白いです。
「なれなれ」は日常のちょっとした芝居も細かく丁寧に作画されていたので、そこに音がハマった時は気持ちよかったです。

 

面白い作り方をした効果音は何かありますか?

ポンポンの音は色々と試行錯誤して作りました。
市販のポンポンを使って録音してみると、薄っぺらい音であまりしっくりきませんでした。
チアの音楽と合わさった時にも埋もれない厚みのある音にしたかったので、数種類のテープや紙を混ぜたものなどで作りました。

 

本作で使用した効果音の中で一番こだわった音は何ですか?

チアシーンのポンポンは、毎回映像に合わせて一緒に踊って録音しました。
きっちり絵に合うようにするのが結構大変でした。

 

監督、演出、音響監督からのディレクションで印象的だったエピソードがあれば教えてください。

柿本監督は、ギャグパートに関しては多少やりすぎなくらいの音を好まれていて、こちらもどんどん悪ノリしていく感じが面白かったです。

 

普段生活している中で、「職業病だなぁ」と思うところはありますか?

キャラクターの足音を録音するため、多数の靴を持っているのですが、街中でコツコツと良い音を鳴らして歩いている方がいるとつい見てしまい、その靴欲しいなーとか考えてしまいます。

 

今後お仕事の中で挑戦してみたいことはありますか?

作品の良さを引き立たせる自然な音作り、印象的な音作りが出来るように、日々探求していきたいです。